
社員の働く環境づくり
2023.06.30
一般的に企業勤めをしている社会人は一日のなかで多くの時間を職場で過ごします。その環境や時間が快適かそうでないかは労働者にとって非常に重要な問題です。もしも働いている環境に問題があればその人の生活に大きな影響が及ぶと言っても過言ではありません。では「働きやすい職場」とはどのような環境なのでしょうか?
まずは「働きやすい職場」の代表的な特徴をご紹介します。
コミュニケーションが円滑で人間関係も良好
同僚だけではなく上司・部下とのコミュニケーションも豊富で気軽に相談や情報共有ができると良好な人間関係も築きやすくなります。円滑なコミュニケーションによりストレスを感じる場面が減ると仕事への意力も高まります。
福利厚生の充実
従業員が安心して働ける環境として会社の福利厚生も重要なポイントです。「住宅手当・家賃補助」のほか「休暇」や「育児・介護」関連の福利厚生のニーズも高まっています。
働き方が選べる
コロナ禍の影響によりリモートワークが促進されてきた現在、働き方は多様化しています。フレックスタイム制やリモートワークの導入で社員が自ら働く場所・時間を自由に選べるようになります。育児と仕事の両立、通勤時間の削減などができると社員は「働きやすい」と感じるでしょう。
教育体制の充実
新入社員だけではなく社員のスキルに応じた教育体制が整っているのも働きやすい職場の一つ。社内研修のほか資格取得のなどの補助制度があると社員は積極的にスキルアップに向けて行動ができます。
社員の働きやすい職場づくりを行うことで企業側にはどのようなメリットがあるのでしょうか?ここでは厚生労働省の調査を一部抜粋して、「働きやすさ」と「従業員の意欲・定着・会社の業績」との関係についてご紹介いたします。
①従業員の仕事に対する意欲が高まる
(注)「働きやすい」群:「働きやすい」又は「どちらかといえば働きやすい」と回答した群
「働きやすくない」群:「働きやすくない」又は「どちらかといえば働きやすくない」と回答した群
出展:厚生労働省「職場の働きやすさ・働きがいに関するアンケート調査(従業員調査)」(平成25年)をもとに作成
②従業員の離転職が少なくなる
(注)「働きやすい」群:「働きやすい」又は「どちらかといえば働きやすい」と回答した群
「働きやすくない」群:「働きやすくない」又は「どちらかといえば働きやすくない」と回答した群
出展:厚生労働省「職場の働きやすさ・働きがいに関するアンケート調査(従業員調査)」(平成25年)をもとに作成
③会社の業績アップにつながる
(注)「働きやすい」群:「働きやすい」又は「どちらかといえば働きやすい」と回答した群
「働きやすくない」群:「働きやすくない」又は「どちらかといえば働きやすくない」と回答した群
出展:厚生労働省「職場の働きやすさ・働きがいに関するアンケート調査(従業員調査)」(平成25年)をもとに作成
このような調査結果から「働きやすい職場」にすることで社員のモチベーションや満足度が上がるだけではなく企業側にも多くのメリットがうまれることが分かります。
少子高齢化、労働人口の減少、新型コロナウイルス感染症などの影響で働き方が多様化しているなか東京都内でも多くの企業で働きやすい環境づくりの整備が課題となっています。
東京都では都内中小企業における働きやすい職場環境づくりの取組を促進・応援するために「働きやすい職場環境づくり推進研修会」をオンラインにて行っています。
この研修会では「育児と仕事の両立」「介護と仕事の両立」「病気治療と仕事の両立」「非正規労働者の雇用環境整備」の研修が受講できます。
受講手順は簡単で研修最後の確認テストやアンケートを行えば「受講証明書」も発行されます。気軽に参加できるオンライン研修です、ご興味のある企業担当者様はぜひご参加ください。
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