
人材採用
2023.06.16
日本では少子高齢化などの影響で生産年齢人口が減少しており、日本企業の人材不足は年々深刻化しています。
特に中小企業においては人手が足りない企業が増加、焦りを感じている経営者様も多くいるようです。
企業の発展や成長において良い人材の確保は非常に重要な課題であり、経営の中長期的な視点で考えると若手の人材不足は大きな問題となっています。
会社の将来のためには長い間働ける良い人材は必要不可欠。少しでも良い若年層を確保したいと感じている企業は多いのではないでしょうか?
しかし実際は「若手の採用がうまく進まない」「せっかく採用したのにすぐに辞めてしまった」等という声が多くあげられています。他にも「若手採用にかけられる費用が十分に確保できない」という企業もあるようです。
このように大半の中小企業では若手採用に関してなにかしらの課題を抱えているといっても過言ではないでしょう。
良い若年層の人材確保に向け、今後は採用から定着までトータル的な計画が必要になるでしょう。
東京都では若年層の採用に苦戦している企業をサポート、人材採用から定着までを支援する「若者正社員チャレンジ事業」という公共事業を行っています。
「若者正社員チャレンジ事業」は29歳以下の若年層を対象にセミナーや企業内実習(インターンシップ)を通して優秀な正社員雇用を支援する事業。すでに多くの企業が事業に参加し若年層の採用を成功させています。
「若者正社員チャレンジ事業」参加メリット
① 企業内実習を通して求職者の適正確認が可能。ミスマッチの不安が減ります。
② 採用の費用負担ゼロ。さらに企業内実習期間に応じて最大12万円の「受入準備金」が支給されます。
③正社員として採用後6か月継続して雇用した場合、1人当たり10万円の「採用奨励金」が支給されます。(※6か月後の定着率は80%以上。)
企業A(募集職種:ネットワークエンジニア)
《採用担当者の声》
今回、正社員雇用となった方々は実習の段階からコミュニケーション力やリーダーシップ力があり周囲への気遣いもできる人材という印象が強かったです。なによりも実習を通じてネットワークエンジニアという仕事に興味を持ってもらえた点が評価に繋がりました。
若者正社員チャレンジ事業では実習を通して能力や個性のトータル的な見極めができます。たとえコミュニケーションが苦手でも集中力がある人、吸収力が高い人はいますので当社では今後もさまざまなタイプの人を適正に評価して採用していきたいと思っております。
企業B(募集職種:総務・事務)
《採用担当者の声》
当社が若者正社員チャレンジ事業に参加した理由は3つ。
まず「やる気のある若手人材に出会えるチャンスである」。そして「東京しごと財団が行う事業なので多くの若者が事業に応募しているであろう」。さらに「運営会社が大手人材会社なので安心」と感じたからです。
当社での実習ポイントは体験すること。体験を通して何らかの変化を起こしてもらいたいと思っています。
環境に慣れてきた実習生は徐々に不安がなくなったようで自信が見られるようになりました。実習を受けて漠然とした仕事イメージが具体化されて安心できたのかもしれません。
当社がこの事業に参加して良かったと感じる点は採用の視点を変えることができたこと。視点を変えることで求める人材に対する視野が広がりました。これからもこの事業に参加していきたいと思っています。
企業C(募集職種:リペア・リノベーション)
《採用担当者の声》
実習生として迎え入れた時は未経験ということもあったため表情が硬くとっつき難い印象でした。実習をしているうちに彼の意志や芯の強さを感じることがあり、私がアドバイスした際はとても良い表情で聞いてくれました。先輩の指導にも素直に応じ、彼の柔軟性を垣間見ることができました。実習が終わるころには表情も一段と良くなっていましたよ。彼が入社して1年経ちますが今では当社の戦力となっています!
企業D(募集職種:接客・販売)
《採用担当者の声》
今回採用した人は何事にも一生懸命に取り組んでくれる人。実習中は私の説明をしっかりと聞き、今まで経験したことのない分野についても興味を持ってくれました。分からないことはしっかりと質問し確認をする、仕事に対してもとても丁寧な人という印象です。若手正社員チャレンジ事業はやる気を持った若い方と出会えます。若い求職者にとっても実際に仕事を体験できるので企業と求職者の両方にメリットがある事業だと思います。
若手の採用にお困りの企業様、まずは「若者正社員チャレンジ事業」に参加してみてはいかがですか?
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